ぐて書き 第二期

良いところも悪いところも全部ひっくるめて自分なんだから、ここにぐて書きして記憶を残しておこう。

未来に出す手紙

今日は晴れていて欲しかった。
洗濯物が乾かないからといった理由もあるが、
あちこちと移動したかったからだ。
車を持たぬ俺の移動方法はチャリか歩き。
雨の日にチャリは乗りたくない。
残念に思う日だった。
 
久々に手紙を書く。
数年前はしょっちゅう書いてた。
週に2通のやり取りしてたような気がする。
女の子との文通が多かった。
メールじゃ物足りないから手書きの言葉で伝える。
男はめったに手紙を返してこない。
自然と女の子とばかりのやり取りになる。今回は男への手紙。
久々に筆を走らせると字が汚い事にショックを受ける。
クセがあって、だんだん字と字の間隔が狭くなる。
そして字が小さくなっていく。このクセがもろにでてしまった。
やな感じだ。
 
電話で話す事も電子メールを送る事もできる。
なのに手紙で近況を報告し合いたくなる。これは昔も今も変わらない。
字にこめた心。とまではいかないまでも、その人自身の字には味がある。
俺は人の字が好きだ。
綺麗な字、汚い字、可愛い字、カッコいい字、読めない字。
間違いをぐちゃぐちゃに潰して筆圧だけが残っている字。
便箋にのっかるのは字だけじゃない。その時の状態、状況、処理具合。
携帯のデコレーションに決して負けないもの。
 
そういえば、手紙に香水吹きかけたっけ。
花や羽根を挟んだりしてたな。……もう懐かしい思い出になってしまった。
喫茶店でシナモンコーヒーを飲みながら、
ミックスサンドを食べながらよく手紙を書いたっけ。
音楽にのせられてってのもあったな。
書く環境。
旅先で書く手紙はよかった。気分がのってた。
 
懐かしい行為で思い出す過去の自分。
今と比べてしまった。昔は昔、今は今なのに。
歳を取った分、知恵は増えた。体力も今が最もあると思う。
なのにどこか負けている。
情熱か?
それもあるが、一番負けている部分は若さ。
当たり前の事だがその経過ってのかな、
何と表せばいいか……そうだな「時間」だ。
時間の余裕が負けている。
 
俺はクソガキの頃、30ぐらいのおっさんになったらのんびりと家で酒飲んでるんだろうと思っていた。
勉強する事なんてなくて、子供を育ててればいいとだけ思っていた。
それがどうだ、年々学ぶ事は増えていく。
寝なくちゃ体も頭も調子崩す。寝てちゃ時間が足りない。
 
俺の想い描いていた30を返してくれ。
くしゃくしゃに丸めてゴミ箱に捨ててやる。