ぐて書き 第二期

良いところも悪いところも全部ひっくるめて自分なんだから、ここにぐて書きして記憶を残しておこう。

白い風

3月3日に大阪を出る。
行く当てはない。
毎度のことである。
どこに行くにしてもただなんとなくでやってきた。
 
果てしない旅路にはロマンがいっぱい詰まっているんだと思ってた。
行った先でつくる関係が新鮮で楽しかった。
いろいろ学ぶことが多かったし、夜道はどこでも素敵だった。
知らない土地で生きるのが心躍らせたのだろう。
命だけは減っていく。
 
もう二度と言葉を交わさないであろう仲間もいる。
もう二度と踏み込まない土地も……。
それを思うと熱くなる。
その熱を冷まそうと雫が溜まる。なぜだかは謎。
 
悲しいのか、悔しいのか、わからない激情の振るえ。
「なにをしたらいいの?」
「どうするのがいいの?」
「生きるってなんなの?」
センチメンタルになっている。
なっているときは助けてもらいたいんだろうな。
 
『一人で勝手に立ち上がればいい』
 
僕の好きな本に書いてあった。
『勝手に生きろ』と。物事はシンプルでいい。
だから俺たちはここにいる。もっと真剣に心を聴くんだ。
 
そもそも当てもなく家を飛び出した。
ただ出てみたかったんだ。
自分が嫌いだったから。面白味のない人間だと思ったから。
気が付いたら30過ぎてしまっているけどね。
後悔はしてない。満足もしてないのに後悔だけできるかよ。
 
きっと今、生命が不安を感じているんだと思う。
未来を恐がっているのが原因だろう。
当てもない出発なんてそんなもんさ。
知ってたはずなのに恐怖してしまう。
やれやれな話だ。
 
僕はよく「やれやれな話だ」と日記に書く。
なんだかほっとする言葉なんだ。
『ったく、しょうがねーな』『しゃ〜ないなぁ』と一緒。
悩んでも始まりませんよ。と自分に言っている。
 
野垂れ死ぬ覚悟がなきゃ「あてなき旅」はやらない方がいいのかもしれんな。
今更そう思ってもやれやれな話だが、もう後には引けない。
自分を生かす方法を見つけねば。
とりあえず今は大阪にいる。
それが全てだ。
 
 
…………親だけは嫌がるだろうな(笑)