ぐて書き 第三期

良いところも悪いところも全部ひっくるめて自分なんだから ここにぐて書きして記憶を残しておこう

昨日は気になるあの子と食事。
串かつを食べようと店に入る。
そこは90分の食べ放題の店。
……いろんな意味でもう二度と来ないであろう店。
 
店のことはどうでもいい。
一緒に食事をしてどうだったか?
けっか特に何もなかった。クリーンブレイク。
『じゃーねー』でお別れ。最後はさらっと流れていった。
 
ここ最近酒を飲みっぱなしである。
店でビールジョッキ2杯飲んでしまったがまったく酔えず。
酒は物足りない。ここは相手に合わせておいた。
腹を満たした時間は1時間半。6時に落ち合ったから7時半……。
どうすんだこれから。
 
相手は酒飲めない。二人でカラオケて気分でもない。
外は寒い。「帰るか?」
もう別にそれでもいいと思った。
なんばから歩いて帰ろうと考えていたんだ。
そしたらこの子は言った。
「天王寺まで歩きましょうか?」
……はい?
1時間ぐらいかかるよ? 本気で言ってんのか?
まあいいや。疲れたならすぐ地下鉄乗れるように沿線沿いに歩こう。
結局1時間歩いたんだ。
 
9時だった。
王寺駅の周りをぐるっと散歩して公園のベンチでお喋りして時を過ごす。
駅中にあるカフェで休もうと思ったら『オーダーストップしてまして……』
うーん、しびれるね。
このままじゃこの子は風邪をひいてしまう。
もう帰った方がいいだろ。ってことで終了。
とことんあっけない。
 
ひとり歩いておりました。
最後がこんなんでいいわけない。
もう二度と会わないのにな。正確には『二度と会う事はないだろう』であるが。
この寂しさと悔しさみたいな感情は自分に押し込めとこう。
恋愛特有の――相手への願望――好意が憎悪に変わるのは嫌だ。
もうこの瞬間で心が捻じ曲がっている。歪んでいる。
危険な感情だ。
 
ジレンマを『何もなかったかのように』するのは非常に苦しい。
胸の奥がキューっと締め付けられるもんだ。
シンプルじゃない。変にナーバスになっていたんだ。
メールがくる。
その時こっちは押し込めた苦しさが強く、
「いままでありがとう。ではさようなら」と打ちかねなかった。
ある一言がボクの目を覚まさせたんだ。

『大袈裟なんですよー(笑)』
 
あはは。
そりゃそうだ。
その通りやな。まったくどうかしてたぜ。「らしく」ねーな。
一気に気持ちが楽になったよ。なぜだかわかんないけど。
元に戻れました。
こんなに一言でグルっと気持ちが回転したのも初めてやないかな?
人間こうでないと。
やれやれな話だ。
 
今までの感覚が戻ったとでもいうべきかな。
「ボクはこの子の事は好きですよ。それだけです」
そうだそうだ。好きな子いっぱいおるし。軽い奴やと思われてもいいやない。
シンプルで勝手だ。それでいい。
ただし、それでも間違っちゃいない。
 
あまり深くは考えないようにする。
二度と会えないなんてことはない。
 
が、会うことはないだろう。