ぐて書き 第三期

良いところも悪いところも全部ひっくるめて自分なんだから ここにぐて書きして記憶を残しておこう

旨味のない時流

GW中、城崎温泉へバイトにきた。
二年半ぶりだった。
 
ここには可愛いあの娘がいる。
会うことはないんだろうと思っていたんだ。
出発する前に連絡をとってみた。
「ゴールデンウイーク、城崎に行くよ」
これ以上は語らず。
すると……
 
さすがは激しく抱き合った中、自然と『いつが空いてる?』といった進み具合。
素晴らしい。
 
ここまでは。
ここまではいい。
問題は明日城崎を出るのに会えてない今である。
会う時間が合わなかったのだ。
しかも機会を逃しまくっての結果だ。
これが痛い。
 
彼女は始め連休はいつでもよい状態であった。
僕は27日から城崎にいた。
彼女の門限は10時である。
ゆっくりと会いたいから連休中に会おうと思った。
5日に会う約束をした。
バイトの事情が変わり、5日に会うのが難しくなる。
6日は彼女に予定が入っていた。
7日に会う約束をした。
彼女の仕事の事情で会うのが難しくなる。
 
会うことはなかった。  
うまみがねぇ話だ。
時流のいやがらせだ。

『またの機会』なぞないに等しい。
二人は若さを失うのだ。
 
冷たい風が吹き荒ぶ中、暖まることなくこの地を去るのである。