ぐて書き 第二期

良いところも悪いところも全部ひっくるめて自分なんだから、ここにぐて書きして記憶を残しておこう。

塔の彩り

彩る事はないと思っていた。
 
この地の女を抱く事はないと思っていた。
 
人生にはたまにおもろい流れがある。
 
ほんの数分の二人きりの時間があった。
なぜか用意周到な時だった。

いいタイミングであった。
 
飯を食い、酒を飲み、会話が弾んだ。
確認なんていらなかった。
ベッド上で抱き合っていた。
 
焼酎のボトルを空けた二人に記憶はなかった。
どうやって帰ってきたのか断片的にしかわからず、脱いだ記憶もセックスの記憶もほんの少しである。
 
コンドームの中の精液が何よりの証拠。
抱いたのだ。
 
形のない言葉で距離が近づく。
よく『私はあなたのもの』と耳にする。
僕は『私はあなたに喜んでもらうための存在』と言った。
 
恋人と友達の間にある友達以上ではない。
友達の上に恋人はいない。
 
それが持論である。

 
急いでいたわけではないが、その日に抱くにいたったのは僕の目が腐っていなかったという事だろう。
 
 
そして思った事。
『セックスは二度目からが本物』
 
あの体を今一度抱いてみたい。
彩ってみたい。