2010-04-01 風が舞う 生きる いつもそうだった。 いつだってこんなんだった。 おいてきぼりをくらって立ち尽くすのは僕らの方だったんだ。 笑って歩き出すしかないんだよ。 独りきりで。こんな寂しい夜もないな。 もう何も穴埋めできるものがない。 誰も穴埋めることはできない。 自分しかできない。 期待しないことはさほど難しくないもんだ。 『なんなんだ、あんたたち』 僕らはこの台詞を秘めていなきゃいけないんだ。 より独りになってゆくために。