ぐて書き 第三期

良いところも悪いところも全部ひっくるめて自分なんだから ここにぐて書きして記憶を残しておこう

背の高い女性

先週の土曜日に熊本から遊びにきてくれたマルボロを吸うレディ。
簡潔にいえば『遠距離恋愛の恋人同士』だった。
博多駅で待ち合わせして食事。
街中を散歩してバーで飲む。
家に帰っていちゃいちゃして、夜中にセックス。
 
なんらその辺の恋人達と変わらない。
手を繋いで歩く姿はまさにそうでしかない様に見えただろう。
だが、僕らは恋人同士ではない。
『セフレ』とは表現したくはないんやけど、事実はそうなるんかな……。
僕を猫でいさせてくれる人なんだ。
飼い主さんではないけど、可愛がってくれる居心地の良い女性。
 
僕は蝶ではないから花に群がりたくない。
綺麗な花を咲かせる為に光が必要ならば、照らす太陽でありたい。
『女は抱かれて綺麗になる』
と以前はよく言っていたんだけど、最近はそうでもないかなと思っている。
『抱かれて……』ならば、高嶺に咲く花はどうだと言えよう。
抱かれて綺麗になるんならみんなヤリまくってるって話だ。
性欲の目が無差別にでは話にならない。
身体のラインの為にセックスはいい運動だとは思う。
心は別だ。
『ここは抱かれときゃいいか』
とかつまんない心構えだと思うがね。
『この人なら別にいいか』とかも。
 
『ここは抱かれときたい』
『ここは抱いときたい』
男も女も抱きたいと思う人に抱かれたらいいだけの事。
快楽の為のセックスを求め合う二人の情熱は美しく激しいもの。
『求め合う』だね。
欲望のぶつかり合いの火花が綺麗なんだな。
気持ちが噛み合わない色事なんて興味ないの極地だわ。
 
今はバランスの良い関係である。
お互いに大事な人が出来たら崩れる関係である。
それでいい関係である。
世の中の流れにまかせている関係である。
うまく回っていくかもしれない関係である。
彼女とは『好き』と言い合える関係である。
 
だが、僕らは恋人同士ではない。