ぐて書き 第三期

良いところも悪いところも全部ひっくるめて自分なんだから ここにぐて書きして記憶を残しておこう

ズレたファーストコンタクト

恋をしたくて恋の仕方を忘れちまって、昔は良かったなんて鑑賞に浸る思いに駆られたりしている。
切な過ぎて自分で自分が可哀相に見えてくる。
『それはしかたない』
『よくあること』
『さっぱりわすれてつぎいこ』
よくもまぁ……言ってくれるもんだ。
 
自分自身を慰めるのではなく叱咤する。
強がってしまうと後悔を生むんだって言い聞かせる。
わかってんだ、そんなこと。
言われなくてもわかってんだ。
こんなしょうもない気持ちに苛まれる時間を勿体無く思う。
もっとシンプルにやり直そう。
 
タイミングはおのずとやってくるから、待ち悩むのはやめよう。
一番嫌な結果は諦め感情の恋の終結だ。
恋焦がれる気持ちで悩み過ぎたくない。
『大丈夫、お前なら大丈夫』
とね……、自己の慰めに甘えきれない自分がいる。
「何が大丈夫なんや」
 
正直な話、気になる娘がいる。
話した事もなかった時から気になってはいたんだ。
ほんの少しだけだが喋る機会があった。
上手く伝心はできなかったね。
この年が終わるまでには二人で話す機会をつくりたいと思う。
タイミングが見つかれば確実に攻める姿勢で。
 
『ダメでもともと』とかそんなんじゃないんだ。
機会を見つけ、声をかけ、連絡先を教える。
この流れを実行しなくてはならない気がする。
僕の人生の中で必要な流れなんだと思う。
やることに意義がある。やらなきゃいけないことなんだ。 
 
この話が先に進むのであれば、僕は心が久しぶりに燃えるだろう。
やはり恋は燃えなくちゃ面白くない。
あの娘となら燃え上がれるはずだから。