ぐて書き 第三期

良いところも悪いところも全部ひっくるめて自分なんだから ここにぐて書きして記憶を残しておこう

バラバラ

現実時間はひとつ。
この魂も、宿る身体もたったひとつ。
わかっているのは存在している肉体のみ。
 
頭の中はぐちゃぐちゃだ。
希望や夢やあれやこれやの想像の世界。
心と身体がバラバラ。
それなりに苦しい……。
 
ひとりの女性に恋心を抱いている。
とあるタイミングで「好き」だと伝えてしまう。
一方的な好意は危険であるから退こうと思っていた。
気持ちに嘘をつかずに相手の幸せを願って……、とかっこつけて。
 
とあるタイミングで裸で抱き合うことに。
丸一日抱き合っていたんだ。本当に丸一日。飯も食わずに。
どうしたものか。
好きという気持ちはかわらないが、身体がもうその娘しか求めていない。
相手の気持ちはよくわからない。
だいたい女心はわからない。
セックスが気持ちの確かめ合いなんて思えないんだ。
 
頭の中では様々な世界が作り上げられてしまっていて、恋煩いよろしくのおかしな状態になっている。
身体が正直なものだから、頭へ指令を出すという反対の立場になっている。
「僕は一番好きな人しか抱きません」なんて言ってしまう始末。
おかしい……。
あきらかに今までと違う。
 
好きになったら一直線であるが、まっすぐ過ぎて余裕をなくしてしまう。
これだから恋って苦手なんだ。
女を好きになるのが苦手なんだ。
 
気持ちはずっとかわらないが、身体は燃え上がり、心は凍えてゆく……。
 
くそっ、また「やられたことをやる」のか。
いつもこれだ。
やれやれだぜ。