偽りも表側
寂しさを和らげてくれるもの。
身を寄せていると、何かを忘れてしまっているような気分になる。
気を遣う性分なもんでね、だんだんと枷に感じてくる。
「弱った」と呼んでいいのだろうか?
行動的だった過去が嘘のように思えてしまう。
「俺はこういう人間なんだ」
と、言える強さはいつしか弱まり、静かにつまんなさそうな顔をしていた。
もともと嘘付くのが苦手だし、人を騙す器量もない。
人を傷付けるのも気が引ける……。
やれやれ……安い言葉だこと。
偽りも我慢出来ずに溢れ出す。
「バレちゃしょうがないな」
開き直るわけじゃないけど、奥から引っ張り出しますかね。
本性というか本心。本当の気持ち。
なんかめんどくさくなってきちゃったからね。
罵り、悪者扱いされるかな?
耐えれるかな?
まぁいいや。それもまた一興。
本心を話せる相手だと思えたってことだし。
いろいろと思うことがあるから、またここに書いていこうか。
今夜は缶のビールがやけにうまいぜ。