冴えナイル
34回目の誕生日が来ようとしている。
福岡に戻ってきて3年かな、それとなく生き続けている日々。
冴えんなぁ……。
まったく冴えんな。
これといった物語がないのは、やっぱり生き続けてく中で面白くない。
どうだろ? 面白さなんか求めちゃいけないのかな?
さて、どうなんだろね。
久しぶりの友達の近況を知ったりするんだけど、疎遠になった友達は友達と呼んでいいか気になったよ。
当時はよく酒飲んだり、遊び行ったりしたもんだけど、はたして今は気が合うのか? って思ったよ。
それは寂しくもあり、新たな発見でもあるし、刺激でもあるんだけれどね。
自分はどうなのかを考えさせられてしまった。
この数年でどう楽しくなったのか?
それを証明するものがあるのかないのか?
考えなきゃな。
どっかで怖がっているんだろうと思う。
消えそうな過去が本当に消えてしまう儚さに。
このまま過去を忘れていく事の切なさに恐れを感じてしまう。
自分がつまらない、冴えない人間であるような感覚に陥りそうで。
どんなに歳をとろうとも、いつまでも僕らしく「ひょっこり」な自分で生きたいもんだ。
味のある空間を生み出したいもんだ。
四の五の言わずに行動あるのみ。
後悔しても損はしない。
情けなくてもいいさ。
冴えないんだけど、まぁいいさ。
これも人生。明日になればまた人生。
死ぬまでは過去をいっぱい作っていこう。