ぐて書き 第三期

良いところも悪いところも全部ひっくるめて自分なんだから ここにぐて書きして記憶を残しておこう

みじめな恋愛

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久しぶりに恋愛に没頭して3ヶ月が経つ。

未だに付き合っているわけではないところが煮え切らない男のままだ。

告白すれば晴れて恋人同士になれるのだろう。

 

ところがそうはなっていない。

どうしてか?

それはこちら側に問題があるからだ。

他に好きな娘がいるわけではなし、あちこちとセックスを楽しんでいるわけでもない。

女性からの誘いを断り、性的な接触はお断りしている。

一途に彼女だけを向いている。

 

頻繁にお互いの家に泊り、抱き合いながら関係を深めてきた。

もうそろそろ今に生きようと思い、告白する気になっていた。

過去の事は過去の事。事実はひとつしかないから受け入れようと思った。

 

時の流れは実にうまくできていて、そう思った矢先にある出来事が起こる。

普段ではまずありえないタイミングがやってきたんだ。

夜二人で歩いていたら、前から一人の男が歩いてくる。

ひっかかっていた原因だ。

様子を見ていた。

 

女ほどじゃないにしろ、場の空気の違いはわかる。

その男と彼女の作り出した空気は気分の悪いものだった。

何かを言ったわけではないし、軽く挨拶を交わしただけ。

嫌な空気だった。

 

彼女の態度や二人の「あのことは秘密」な脳内やり取りが心に傷を負わせた。

ただただみじめだった。

これはまた繰り返す雰囲気だと直感した。

 

 

気力をそがれてその日は眠った。

悩んで寝れない気がしていたが、「好きだけど信用できない」はいつものこと。

慣れてしまったのだろうか。

それとも「みじめ」といういままでにないフレーズが気に入ってしまったのか。

 

しかしそれもこちら側の勝手な思い。

冷めた態度をとらなければうまく事が運ぶのだろう。

この先の流れがどうなるのかわからないが、この問題がある限り先はない。

みじめな恋愛である。