ぐて書き 第二期

良いところも悪いところも全部ひっくるめて自分なんだから、ここにぐて書きして記憶を残しておこう。

まぁさん

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 何も考えずに話してしまった事は「話してはいけない事」だった。

普段から気を付けていようとしていたが、どうしてこうも口が軽いのか頭を抱える。

「内緒の話」と釘を打たれればどんな相手であれ口は割らないが、「言って欲しくない」だろうなという思いやりが足りなかった。

 

 年に2回はやってくる。

いらん事を言ってしまったなって事が毎年ある。

その度に繰り返さないようにと自分に言い聞かせているのだけれども、どうしてもその時がやってくるのである。

 

 30歳も過ぎ、40歳に近づいているというのにこの有り様。

落ち込んで上手く現状を切り抜けられずに悩みを抱える事ばかり。

マイナスの思考しか出てこずの不健康さだ。

 

 そんな湿った空気の中を過ごしていると、友達から酒の誘いが入る。

先輩であり友達の彼とは長年の付き合いになるが、頻繁に会うことはなく、久しぶりの再会となった。

 落ち込んだ話もした。

彼は言った。

「俺も毎年あるよ。ただね、歳を取ってくると『まぁ、まぁ、まぁ』で片付けられる様になってきたよ」

悩んでも繰り返してしまう事だし、自分があの時ああ言わなければ……とか、戻れないんだから時が過ぎるしかない。

全てを「まぁ、まぁ、まぁ」と思えるようになってきたと。

 

 若い時は怒りが強くてイライラしていた。

それがほとんど嫉妬からくるものだと思うと馬鹿らしく感じた。

そんな話をしながら酒を飲んだ。

 

 楽しく過ごした夜が終わり、目が覚めて朝になった。

まぁ、まぁ、まぁ、と思いながら考えた。

変に自分を立派に見せようとするから上手くいかないんだな。

笑えるくらい情けない姿を素直に出してみよう。

 ひとつ思いついたのは、落ち込む様な事案が起きた時、その場でがっつり落ち込んでみようと。

見せてしまおうと。

言葉に出してしまおうと。

「あ~、これはへこむな~。ごめん、5分間そこで落ち込ませて」

 

 迷惑がかかっているのならそこから動かなければいけないが、

怒りや自責には、まぁ、まぁ、まぁ、で終わらせてしまおう。

それでいい。