ぐて書き 第三期

良いところも悪いところも全部ひっくるめて自分なんだから ここにぐて書きして記憶を残しておこう

走り書きのアドレス

今日でカフェのバイトが終わる。
なんかおもしろいことあるかなと思いながら働いていたんだ。
バイトあがりが一緒の子と飯喰いに行くことにはなっていたけどね。
そのまま酒飲んでファックなんてことになればそれなりにおもろかった。
……んだろうけど、そうはいかない。
 
もともと花を咲かせていない子とそうなることはナイに等しい。
男を呼び込もうという気持ちが感じられないのだ。
判断は簡単なことで、その子にチンポ差し込んでる図がまったく思い浮かばない。
見た目が問題じゃない。話していてその手の匂いがしない女だ。
いい子だし、明るいし、可愛い子であるのだが、僕が好みな匂いがしない。
 
けっきょく飯喰って1時間ほどで「おつかれさま〜」である。
「何の為に俺と飯を食いに来たのだろう?」ぐらいに思えた。
それでよかったのか?
その程度でよかったのか?
ああ、そういえばそんな時期が自分にもあったよーな気がするなぁ。
これはこれでよし。である。
 
しかし、カフェの中でおもしろいことがひとつあった。
バイトで気になる子がいるのだが、滅多にシフトがかぶることがなかった。
会う度にちょこちょこと話はしていたのだが飯に誘うほどではない。
彼氏持ちである。
酒も飲めない。
接点が皆無であることは知っていたが、この子は僕好みの匂いがするのだ。
チンポ差し込むどころか咥え込んでる図が思い浮かぶぐらい。
 
今日は偶然なのか必然なのかシフトがかぶっていた。
それでも忙しければ喋る暇はない。
一緒に働いていた時間は4時間…………
その中でどうにか話すチャンスが来ることを考えてたことは言わずとも知れたことであるう。
僕は待った。チャンスは一度しかない。それもほんの数十秒。
あと30分でバイトは終了してしまう。このままつながりなく終わってしまうのかと思った。
 
時は来た。
二人きりで話すチャンスが。しかも今日で最後と伝えるのが不自然じゃない状態で。
私は見逃さなかった。
会話のターンは3ターンほどだ。
例えをここにあげておく。
「今日で終わりなんだ」
『え〜、ほんとですか?」
「ほんと。今日でさよならなの」
『さびしくなりますねぇ。いつまでこっちいるんですか?』
「来月かな?」
『久しぶりに会ったのに……連絡先教えてくださいよ』
言葉は違うけどこんな感じだ。
 
なんていい匂いがする女なのだろう。
この子がどこまで考えて連絡先を教えてと言ったのかわからない。
来月までいるなら一度会っておきたいと思ったかは未知数だ。
正直これから先、連絡がくるかどうかも未知数だ。
僕としては家に呼んでファック三昧といきたいところだが、どうなるもんやら……。
 
前のバイト先でもこんなことがあった。
背の高い綺麗な女で彼氏持ち。
何度か連絡取って何人かで飲みに行ったことはあったが、二人きりの艶やかな時間はやってこなかった。
同じ過ちはおかしたくはないもんだ。
この手の匂いは幻を見る。
惑わしの香り。こっちが勝手にはまっているだけだが。
 
男ってやつは、いや俺ってやつはこういった匂いに酔いしれてしまうのだ。
もしもだ。こっからは「もしも……」で話そう。
もしもこの子が僕に興味を持っていて、彼氏いるけどこの人となら長く一緒にいたい。
それはそれ、これはこれ。私はあなたに近づきたい。もっと触れ合ってみたい。
もっとたくさん話してみたい。あなたをもっと知りたい。
などと思っているなら最高だ。ハッピーだ。
 
1日でいいんだ。
甘ったるい時間を過ごしたい。
夢を見たいんだ。「夢の中の出来事みたいだった」でいいんだ。
日々流れていく日常のラインを越えたい。

さて、その子とどうにかなるのだろうか?
あと1ヶ月ちょっと。

ただ問題なのは、手書きのメモ(急いで書いたアドレス)が間違っていないかどうかなのだが……。