悪魔の罠
人の悪口、陰口はよくない。
わかっちゃいるけど、ついつい口がすべっちゃう時がある。
後戻り出来ないのは間違いないので、後悔と罪悪感を抱えて進むしかない。
よく『悪口は自分に返ってくる』と聞く。
言ってるなら言われてるって事だろう。
あと、脳内で主語を認識出来ないらしいので、自分の吐いた言葉がそのまま自分の脳みそに突き刺さるってどっかで読んだ事がある。
対象の相手の耳に入らなければ大事に至らないのだろうけど、喋ってしまった事に悔いるんだよな。
本心があって、本人のいない所で愚痴る。
その場にいない人間の話をする時、嫌いだの苦手だので盛り上がってしまうから調子に乗ってべらべらと……そんな感じ。
自分に自信がないと悪口で盛り上がってしまうのだそうだ。
同僚と食事など行った時によく悪魔の罠にはまる。
悪口を言ってしまう状況は悪魔の罠だと思う。
『お前の本心はこうなんだぜ。本人には言う勇気もないくせにこう思ってるのが本心なんだぜ』
陰口とは具合の悪いものであるが、自分の鏡を見るいい機会でもある。
痛い目に合うかどうかは別として、心にある汚れた弱い部分を出せる場面でもある。
自分の『嫌な奴度』を測れる。
悪魔の罠にかかってしまった時、本心を出していく自分に変わっていくか、繰り返さないように気を付けていくかのどちらかを選ばないと落ち着かない。
忘れた頃にやってくる悪魔は、だいたい疲れた時にタイミングを合わせてやってくる。
がっつりと元気を奪っていくが、しっかりと自分自身を見せてくれる。
やっぱりこれは悪魔の罠と言えるんじゃないかな。
どっかであいつが笑ってやがる。
言って恥ずかし、あそこは濡れし
秘密でもなんでもないのだけど、すけべな事が大好きです。
やっぱり濡れたまんこを触るのは楽しいし、喘ぎ声を聞くのは楽しい。
自分のセックスで好きな娘が快楽に浸る姿はたまらないもんだね。
いちゃついてる時間の中にスイッチが入って、急にちんぽ好きになったりすると気持ちが追い越されそうになってしまう。
そんな時に卑猥な言葉を聞きたくなってくるんだ。
僕はどうしても女性に『ちんぽ』と言って欲しくなってしまう。
何がそうさせるのかわからないけど、恥らいながら口にするその言葉が媚薬。
もじもじしながら小声でとか興奮する。
でもね、あっさり言われるのもいいもんで、これまたどうして興奮する。
前にコンドームの説明書きを読み始めた娘がいたんだけど、
『勃起したペニスに被せます』って文章読んで恥ずかしがってた。
めっちゃ可愛かった。勃起した。
一番ぐっとくる局面はフェラチオ時かな。
手で握りながら舌を這わせたり咥えたり、キスしたりしてる時にちんぽ発言のやりとりするのがたまりません。
言えずに顔を隠すのだけどちんぽは握ったまんま……すごくいい。
言ったあとの笑顔は美しいよ。卑猥な言葉に潜む美だね。
女性の口からちんぽだなんて……
……なんて下品で素敵な言葉なんだ。
三日鎮火
『男子 三日会わざれば括目して見よ』
いい言葉だなと、格好の良い男への言葉だなと。
つい三日前にショックを受けてしまい悩んだが、自己を見つめる良い機会になったと思う。
冷静に考えれる脳みそに落ち着くまで少なくとも三日はかかった事になるのか……。
まあ、引きずってないと言えば嘘になるが、ぶっ壊れる程の強烈さはなかったね。
望んでいるものがズレてて気に入らない。
だからと言って遮断する事は必要なく、苛立つ気持ちも不信の心も瞬間の感情であって、時間が経てばいずれ消えるものだ。
立場を見れる位置に戻る事が鎮火させるのに良かったみたい。
自分の問題点、相手の問題点。経緯とこれまでの付き合いを文字として起こしてみたら、お互いに重なるスペースを一緒に楽しめばいいだけだって気付いた。
ただね、それを分かり合えるかどうかは謎。
うまく語り合う機会が出来ればいいんだけれどね。
話し、聞き、理解し納得し合う事が出来ればさ、今回の出来事はきっかけとしては良だったかと思う。
そんな術を持っているかどうかは結果次第といったところかな。
人間だからね、情が邪魔して余計な言葉を吐いたり、引っ掛かりのある受け答えをしてしまったり、露骨とまではいかないにしろ態度に出たりしちゃいそうだ。
過去を教材として振り返ってみると、けっこう態度に出てたり、言わなくていい一言で再燃したりがあったな。
失言てやつはぽろっと出てしまうから恐ろしい。
余裕がないと自信が持てずについつい思いつきで喋ってしまい大失敗となる。
そんなんが多かったな。
恋は一旦終了。愛するには至らず。いや……愛する事は出来ず。
最悪の状況が待っていたとしても、真実がバレる時は来る。
来ないならそれはそれで次の舞台が向こうからやってくるんだから、生きてる限りは立ち向かうとしますかね。
実際はたいした問題でもねーんだろーな。こんな悩み。
気持ちが沈下したら終わりだな。