ぐて書き 第三期

良いところも悪いところも全部ひっくるめて自分なんだから ここにぐて書きして記憶を残しておこう

随分前から煤をかぶった頭だったって事だ

今年は何にも思い出に残らないクリスマスだな

働いてるわけでもなく 友人や恋人と過ごすわけでもなく 独り酒場に出かけように胃腸の調子が悪い

数日前に欲望が赴くがまま食いまくって 酒も飲みまくって胃を荒らしたのだ

胃腸の回復には時間がかかるね 毎日復活していっているのは分かるのだけど まだ正常とはいえない 揚げ物なま物はまだキツそうだしアルコールが受け付けない 

失敗したって事だ

クリスマスは独りだろうが関係なく街に出て 幸せなカップルやファミリーを見て酒飲んで帰るつもりだった

この調子だと明日も酒は飲めそうにないな せっかく大好きなクリスマスが味わえなくなってしまった

 

何十回も過ごしてきたクリスマスだけれど 成人してから一番つまんないクリスマスが今年じゃないかな まったくどうしちまったんだか

周りに人がいた頃は寂しさを感じる事はなかった 命の活動が目の前にあるだけで生きている実感があったので寂しくなんかなかった

孤独も楽しめれば悪くはなく 縛られない分気楽でもあるし自由に行動出来て遊べた

遊びのあるクリスマスを過ごせてたはずなんだけどね 調整失敗しちゃったもんだから

寂しく孤独な具合の悪さの残る身体を持つ男が今年のクリスマスだ

 

残りの人生をじっくり考える事が出来た

とどのつまりは最初の思いと一緒の答えなのだが 悩んだ末というのが自分を納得させる材料だったわけだな タイミングの問題ってのも確かにあった 

変に悩みこんで麻痺しちゃうのがダメだね どうやったって巡ってくるもんだ の思考の極致には程遠い脳みそをしている

タイミングはやってくるんだから コンディションを整え掴めるだけの準備をしておけばいいだけなのだ という思考回路が作り上げれてない

悪いのは悩んで麻痺 勝手に麻痺してるんだから運にも逃げられるだろう

 

この麻痺を退けるものは何だろうか

勉学ではなかろうかと 一生懸命に打ち込む事や興味津々に物事を追う姿勢が脳の刺激になって回路もスムーズになるのではなかろうかと

単純に頭が悪いと回転も鈍い トレーニングだと思えばいい

何を学ぶか めちゃめちゃいっぱいあるもんで 本屋に行けばズラリと並ぶ学術書 そういえば読めといわれてた本があったな

クリスマスは本を読もう 自分へのプレゼントにしよう 少しは賢くなっておこう  

酒は来年でいいし今年は本を読むクリスマスとなる

なかなか悪くないクリスマスになりそうだ

陽が昇る頃に呷る酒

酒を飲んだ初めての時は覚えていない 

きっと親の飲んでいる酒をちょっと味見したのがそれだろうが 自ら酒場に通って金出して飲んだのは大人になってからだ

いつから飲み始めたかを書き残したいわけじゃなくて 新しい飲み方が見つかったので嬉しくなっている

 

酒場に通い出した頃 きっかけは一人暮らしの晩御飯だった

炊事は簡単な事は出来たものの 煮たり焼いたりは適当で正直下手で不味い 食材を無駄にする体たらく

まだ若かったので鉄板焼き屋を本当にお好み焼き屋だと思って入ってしまう

カウンターだけの狭い店内 大将と相方さんでやってる店だった 二人の関係も後から知るのだが 当時は知らない世界なので一切気付かずやり過ごす

酒を飲もうなんて微塵も思っていなかったがそこは酒場だ 客さんは皆ビールやら焼酎やらを飲んでいる 今考えれば当たり前の事なのだが 初めての酒場はこの時だった

 

初めての大人達の会話に酒場の空気が妙に心地良く あの店内の狭さと大人達の優しい絡みが嬉しくて感動してたんだ

人生で初めて酒を注文する そば焼酎 雲海 これが初めての酒だといえる

お隣さんの真似でロックで飲むが すぐにアルコールに飲まれて酔っぱらってしまう 心地良い瞬間の到来だ 嬉しかった セックスとアルコールには感動ばかりさせられてしまう

 

それから友人たちと酒を飲む機会が増えていくわけだが 当初の感動は薄れてしまい ただ単純に楽しい酒が人付き合いの道具になってしまっていた

飲み会でわいわいするのが一番だと 飲みで繋がる人脈が大切なんだと そんな感じに思えてきていた

確かに酔っぱらうのは楽しいし はしゃいで乱痴気騒ぎも最高だった 腹いっぱい飲んで歌って踊って寝て起きて それが大人の社交場なんだと思った

 

若さを失い 年齢としては子供を育てる段階に入り 飲み方が少し変化した

無茶な飲み潰れは避ける様になり 顔を売る行為も慎み 出しゃばらない様にする事が良いと思える思考になってきた 

初めての酒場で出会った大人たちの態度がそこにある 思い返せば懐かしくて感傷的になってしまう

夜中に騒がなくなると 昼間に飲んで夕方帰るといった行動になった

時代の流れも手伝い 昼間に開ける店が増えてきた頃だった お天道様が出てる時間から酒を飲む快楽にしばらくは浸っていた

夜の酒場に出かける事が少なくなってしまい たまに出かけると こんなに可愛い女の子がいるんだなと思ってしまう 

 

昼飲み なんて言葉も出来てしまって 巷では酔いたい連中がわいわいとやっている 年齢層も様々だ ひとつの時代の完成といえよう

昼飲み文化の定着 それは感動の終着 昼間飲む事は普通になったのだ それはそれで切ない

 

それはさておき 久々に手コキ屋に行きたくなった  

なんと7時からやっている 朝の7時に抜きに行ってその後はどうすんのと思って近くに酒場がないか調べてみた

素晴らしい事にあった24時間やってる店が

これは朝飲みが出来るって事じゃないのか 一日の始まりに酒が飲めるじゃないか わざわざ早起きして行く意味があるじゃないか

24時間営業の酒場 掃除はいつやってるんだとの不安はあるものの 朝飲みを一度経験しておくのも悪くないな

軽く飲んで一発抜いて一杯飲んで帰る まだ午前中だ すごい景色なんじゃないかな

 

酒場に行くのは夜だと思っていた若者がいつしか明るい時間に飲む楽しさを知り 歳を重ね今度は朝に飲もうとしている

夜勤をしていた頃に考えてた事がある 

酒場の多くは夜に営業する 仕事によっては朝方帰る人たちがいる 朝方からオープンして夕方には閉める そんな立ち飲み屋があって欲しいなと思っていた

疲れた体に朝陽と共に生ビールを飲んで お疲れさん をいう そんな時間が欲しかった

味わってみよう そんな時間を

 

タバコでも吸いたい気分

ぐて書き なんてブログ名をつけて日記を残しているわけだけど パソコンとは別に手記も残している

それぞれの良さがあるし ぐて書きは誰かに自分を知ってもらいたい気持ちがある どこか見てもらいたい文章になっている

そんなつもりはなかったと思っていたが 実際自分しか知らない手記を書き始めてそこに気付いた

何の為にインターネット上で日記を書くのか考えたが 前記した通りの気持ちの表れなのだろう

 

この日記が他人に読まれているかどうかはさて置いて パソコンでテキスト画面に文字を打ち込み公開ボタンを押す 今日はこの工程中でミスを犯し文字を失う結果になってしまう

ぐて書きらしく成長と共に変わる嗜好について書いていたのだが 調べたい漢字があり別タブにて検索をしていた

それなりのキー操作は行ったが このページの文章を消す操作は行っていないはずだった

はずだったのだけれどね 真っ白なテキストの一番上に最後の言葉だけがポツンと残されていた

調べようと思った言葉より前の文章が根こそぎ持っていかれた いや……弾き飛ばされた ホワイトホールといったところか

また同じ文章を書く気になれず 今こうして日記について書き残しているわけだけども 手記だと文字は消えない これは一体何を書いているんだと思っても消せない どれもこれも良し悪しだ

 

だいぶ溜まってきているな ストレスやら鬱憤やら勝手に感じているフラストレーションやらがさ

禁煙していたわけじゃないが止めていたタバコ ここにきて吸いたくなってきたな

身体の中に溜まったものを煙と共に吐き出す 考えただけで気持ちよさそうだ 

喫煙 復活の予感